三軒茶屋にある、ちょっと珍しいお好み焼き「府中焼き」と鉄板焼きに定評がある「福一」に行ってきましたのでレポートします。
ちょっと珍しいお好み焼き、「府中焼き」とは?
広島お好み焼きは、大阪などのお好み焼きと異なり、麺が入っていることは有名ですが、同じ麺が入ったお好み焼きでも、「府中焼き」は一味違います。
「府中焼き」とは、魚粉を隠し味に使い、牛ミンチのソバの下に敷いて、その脂によってソバをカリカリにした、広島の府中市方面のお好み焼きです。関東では数店舗しか出していない、辛口のカープソースを使用すること、また、たっぷりのキャベツを入れ、もやしを入れないのが特徴です。
「府中焼き」が生まれた背景としては、高度成長期(1955年〜1970年)に生まれたといわれ、家具職人の多い町「府中」で、お母さんが忙しい時に、子供がお好み焼き店で食べる昼食として、安い価格で提供できるようにと、ひき肉が使われたことがきっかけだとか。
現在、府中市内で「府中焼き」を食べることができるお店はおよそ40軒程度あり、値段も手頃で1枚500円前後のお店がほどんど。今では、地元の府中市だけでなく、広島県内各地や周辺からも、グルメ通が食べに訪れるそう。
なお、こちらの府中焼き、注文を受けてから出来上がりまで、20分程かかるようなので、最初に注文することがおすすめです。
早めに注文が正解!府中焼き
まずは、ビールを注文。ビールの注文は、追加も含めて非常に早く、好感が持てます。
和牛サーロインサイコロステーキ。下のもやしが非常にシャキシャキしていて美味しい。
しばらくして、待ちくたびれた頃に、ようやく登場した府中焼き 豚玉。
カリッカリなクリスピー食感が非常にクセになり、美味しい!まさに、外はかりかり、中はふわふわでいて、しっかりした食感。ソースやマヨネーズは見た目おしゃれな感じでかかっておりますが、足りなければ、テーブルにあるもので追加できます。
府中焼き すじ、コン玉(すじ・コンニャク)。
豚玉より、味がしっかりしており、すじがいい味を出していて美味しい。あっという間に完食しました。
土日は予約ができないようですが、店内はすぐにいっぱいになっていたので、平日は予約をすることをおすすめします。
お店はこちら。
みんなが大好きなお好み焼き、大人数でわいわいしたい時に分け合って食べるのがおすすめです。ぜひ一度、かりかり麺の府中焼きをご堪能あれ。