京浜急行「三浦海岸駅」から3.5km程度、海岸線を南下した場所にある金田漁港に、超穴場のレストラン「レストランKANEDA」があります。そこでしか味わえない、冬だけの特別な味覚、絶品わかめしゃぶしゃぶに感動したので、レポートします。
ひっきりなしにお客さんが来る「レストランKANEDA」
三浦海岸駅からレンタサイクルで20分程度の金田漁港に、「レストランKANEDA」はあります。
車が次々にやってきます。人気店なんですね。
入り口に、メニューの看板。なぜ、一番上がおまかせ定食Bなんだろうか。Aじゃないのは、なぜなのか。
日曜日の13:30頃に伺ったところ、どうやら満席。名前を書いて待っていてくださいとのこと。
入り口に本日のメニューのボードがありました。文字の大きさから、今の時期の一番のおすすめが「新生わかめシャブシャブ」ということが伺えます。「おすすめ☆」とされている、本日のおまかせB定食にも、ワカメのシャブシャブが一品としてあるようですね。これでメニューは、おまかせB定食に決定。
待っている椅子のところに置いてある雑誌に、こちらのお店のわかめしゃぶしゃぶが紹介されていました。期待が高まります。
しばらくして、お店の中に通されました。お店の中は、いわゆる大衆食堂といったかたち。席数もそれなりにあります。
一面のガラス張りの窓の外は、もちろんオーシャンビュー。金田湾朝一の旗がなびきます。
お店はこちら
お得すぎる「おまかせB定食」
お店入り口に、大きくオススメしている日替わり定食「おまかせB定食」。そもそもなんで「B」って何だろうと思いきや、どうやら「A」は、おまかせB定食を、刺身増量したもののよう。ちなみに、その上のグレード、「おまかせ特定食」もあります。
ご飯、味噌汁に加えて、かき揚げ、南蛮漬け、ワカメのしゃぶしゃぶ、煮魚、刺身の5品もついて1,500円のおまかせB定食。これはお得すぎます。
まず運ばれてきた、わかめのしゃぶしゃぶ。
1つ1つがしっかりとしていて、大きいわかめをつまみ、お湯にいれます。
すると、一瞬で、黒っぽいいろをしたわかめが、鮮やかな緑色に変わります!これはおもしろい。30秒くらい、しゃぶしゃぶしたら、ポン酢につけていただきます。
シャキシャキとしっかり歯ごたえもありつつ、ワカメならではのトロトロ感もあり、これは絶品。例年、12月後半から、わかめは収穫されるそうですが、食べられるのは、漁期が終わる3月下旬までとのこと。これは、お客さんがひっきりなしに来る理由がわかります。
わかめを堪能していると、ご飯、味噌汁、おしんこ、煮魚が運ばれてきました。
煮魚は、本当に身がプリプリで、ほくほく。漁港は本当に魚がおいしい。
次々に運ばれてくる、料理。かき揚げが想像以上にさくさくで、口にいれた瞬間、音が出るほど。
南蛮漬けも、しっかりした味付けで、これまた美味しい。
最後にお刺身。この時点でなかなか、お腹いっぱいになるほどでしたが、やっぱり美味しく完食。
しっかりボリュームもあり、非常に満足できる内容でした。
お店の窓の外には、ワカメが干してありました。
生わかめは金田漁港の漁師さんから購入可能!
「あまりに美味しい生わかめを、自宅でも食べたい!」との思いに耐えきれず、レストランの方に、生わかめの販売があるかお伺いしたところ、どうやら漁師さんが売ってくれるとのこと。早速、教えてもらった小屋に行ってみました。
レストランの方にお伺いした時は、「いつもは、目印で旗がでているんですけどねぇ。」とのことでしたが、今回は特に旗はでていない様子。ダメ元で、こちらの小屋で、声をかけてみました。
すると、1kg400円で購入できるとのこと。「食パン一斤分はあるけど、それでいい?」といわれましたが、もちろんOK。おじさんの「着いてきて。」の言葉に従い、着いていくと、海辺の船の先。
おもむろにデッキブラシを取り上げ、柄の部分を突っ込み、ワカメをひっかけます。
ずるずる、ずるずる、ワカメをひっぱりあげ、コンテナにぼすん。
一度で引き上げたワカメで、ピッタリ1kg。お見事です。
1kgのワカメを、ビニール袋にいれて渡してくれました。
なお、こちらの生わかめは、冷蔵庫で2、3日、冷凍で1週間程度、保存可能とのこと。家に帰って、ビニール袋から出してみたら、想像以上のワカメが、そこにありました。
ボウルに入りきらず、大型のフライパンに入れても、はみ出す程。これで400円はお得すぎます。ぜひ、レストランに行ったついでに購入するのはいかがでしょうか。
お店はこちら。
期間限定の、冬の味覚の生わかめのしゃぶしゃぶ、ぜひご堪能あれ。