「やばい、最近、前髪、少ない。」突然の営業部の男性の発言。聞くところによると、最近、昇進したことにより、上司に数字で詰められることも増えたようで、以前に比べてストレス過多とのこと。
そんな彼の為に、ストレスによる脱毛および最近CMでもよく見かけるようになったAGAについて、調べてみました。
最近CMでやってるAGAって何?
CMで最近よく見かけるので、「AGA(エージーエー)」という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。
AGAとは何か、薄毛(うす毛)・抜け毛に悩む男性のために、AGA(エージーエー)に関する情報を継続的に発信しているMSD様より、引用させていただきました。
AGA(エージーエー)とは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」の意味です。
成人男性によくみられる髪が薄くなる状態のことです。思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または双方から薄くなっていきます。
一般的に遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられています。
抜け毛が進行し、うす毛が目立つようになります。
AGAは特徴として、薄毛の進行は一気に進むのではないということ。前髪が徐々に後退する、頭頂部が薄毛になる場合も徐々に薄毛になる、といった症状が多く、一気に髪の毛が抜けることはありません。
AGAセルフチェック
まず、気になる彼を思い浮かべながら、男性型脱毛症のセルフチェックをしてみましょう。チェック項目はこちら。北里大学の名誉教授、勝岡憲生先生の監修のセルフチェックを引用させていただきました。
AGAセルフチェック
- 父、父方の祖父母のいずれかにうす毛の人がいますか?
- 母、母方の祖父母のいずれかにうす毛の人がいますか?
- 以前に比べ、抜け毛が増えましたか?
- うぶ毛のような細く短い髪の毛が多くなり、昔にくらべハリ(コシ)がなくなりましたか?
- 思春期以降に髪の毛が薄くなり始めましたか?
- うす毛は徐々に進行していますか?
- 額の生え際から髪の毛が後退していますか?
- 頭頂部の髪の毛から薄くなりましたか?
- 額の生え際と頭頂部の両方から薄くなりましたか?
こちら、YESの数が多ければ多いほど、AGAの可能性が高くなります。
思い浮かべる彼は、いかがでしたか?
ストレス性脱毛症との違いは?
AGAと並べて、ストレスが髪の毛に影響する病気として、ストレス性脱毛症があります。AGAとストレス性の脱毛症との違いは何なのでしょうか。
ストレス性の脱毛症にも、いくつかあります。ここでは、AGAとの比較として、「ストレス性脱毛症」と「神経性脱毛症」を取り上げます。
ストレス性脱毛症では、進行の仕方がAGAと異なります。一気に髪の毛が抜けることが多く、円形脱毛症のような状態になります。場合によっては、病状が一気に進行し、頭全体の髪の毛が抜け落ちることも。
一方、神経性脱毛症はAGAと進行の仕方が似ており、緩やかに抜け毛が進行します。AGAとの違いは、AGAは前髪や頭頂部から、と場所が限定されますが、神経性脱毛症では、脱毛の進行が不規則ということ。地図上のようにまばらに薄毛が進行するケースが多いのが特徴です。
AGAとストレス性の脱毛症では、治療法が異なりますので、髪の毛が気になり始めたら、専門家に相談するのが一番被害を少なくできることは間違いありません。
また、ストレスはストレス性の脱毛症だけでなく、AGAの原因として考えられ、進行を促進するので、ストレスがかかる生活をしている場合、早めに対策を打つことが得策です。
ストレスにより、ホルモンバランスが崩れ、過剰な血管の収縮を招き、血行不良に。そして血行不良により、髪の毛に十分な栄養が届かず、髪の毛の成長が妨げられ、抜け毛が増加すると言われます。
実際に、ストレスがかかる環境下の男性は、かなりの確率で、肥満、白髪、毛量の減少のどれかになるといいます。もしも大切なパートナーがそういった環境にいるようであれば、対策を進めてあげることも必要かもしれません。
AGAが気になったら、やっぱり専門家に相談しましょう。
間違いないのは、やっぱり専門家に相談することです。髪は一度なくなってしまうと、なかなか戻すことが難しいもの。気になるようであれば、早めに治療院に行くよう、おススメしましょう。
しかし、治療院にいく勇気がない方や、AGAが気になる彼に、治療院をオススメするのが難しい場合、まず、セルフチェックはいかがでしょうか。
専門家にかかる場合は、こういった治療院があります。
将来の髪の毛を守るためにも、気になったらすぐに対策したいものですね。